オーくんと私も家を買うということで、いろいろ学んだことを書いておきます。
私たちの住みたいなと思っているところは、London Kings Cross から北へ40分電車で行ったところです。
ここのタウンを選んだ理由は、オーくんが学校の数やタウン情報含みいろんな環境を調べ、ここがいいと思ったらしいからです。
私は治安さえよければいいかな、ロンドンから1時間以内であれば許容範囲かなと思っていました。
まず家の売り手は、「いくらで売りたい」と不動産に言って広告を出してもらいます。
売り手:vendor 不動産:Estate agent 買い手:buyer 弁護士:solicitor
鑑定:survey 仲立人:broker 住宅ローン:mortgage 契約:contract
まず仲立人(broker)のM氏に連絡をしました。だいたいいくらの住宅ローンを受け取れるか、を知るためです。
この時点で、M氏にオーくんと私の過去3ヶ月の給与明細と、銀行明細、パスポート、結婚証明書を渡します。
銀行明細には、給料が振り込まれているという証拠が必要だそうです。
だいたいM氏により、これくらいは借りれるよ、とのこと。オーくんの予想より遥かに高額だったので、これは余裕で借りれそうだね、と話していました。
予算も出たので、次は家の見学です。
私もオーくんもそのタウンには2度ずつ訪れていてどんな街か雰囲気は分かっていました。あとは家とその周辺です。
毎日のように
Rightmove や
Zooplaという家を探している人なら必ず使うであろうウェブサイトを見ていました。このサイトでは不動産に関係なく、広告に乗っている家全てが掲載されていて、とっても便利です。
このサイトを通して、4件の不動産とコンタクトをとっていました。ロンドンから来るので、そんなに頻繁には来れないから、一日のうちに見れるだけ見たい、と言ってありました。結局、2時から6時までで8件の家を見て回りました。
どの不動産も親切で、メールも電話も早かったです。
私たちは2件目に見た家がとっても気に入りました。その家は1900年に建てられた家で114年の歴史あるお家です。イギリスならではの増築、改築を経て内装はモダンな仕上がりになっています。とても住みやすそうな間取りです。このお家がオーくんも私もとっても気に入りました。ちなみにお手頃な値段だと思います。ロンドン市内でこの予算だと、おそらく治安の悪い地区の1ルームフラットがいいところじゃないかと思いますが、この家は治安もよく、駅も近くて、3部屋庭付きです。文句はありません♫
時間の無駄だと思ったし、他の人にとられたくないし、ということで、売値でofferを出しました。即同日、売り手より、「では売ります」と借契約となりました。もちろん、このやり取りは全て不動産(estate agent)を通していますので、売り手との直接なやり取りは一切ありません。
買う家が決まったら、弁護士(solicitor)を雇わなければなりません。売り手にも弁護士がいて、弁護士同士のやり取りが始まります。住宅ローン(mortgage )のために鑑定(survey)が入ります。その家が、その売値に適しているか、どこを修理しないといけないか、安全面はどうか、など家の隅々まで状態を調べるもので通常は銀行から派遣するようです。その結果は2、3日後にはすぐに郵送されてきました。将来的に直さなければならないとこは数カ所あるものの、非常にいいコンディションであることが分かりました。
私はその家にあった家具も素敵だなって思ってたので不動産にメールをしました。「売り手がもし家具を捨てる計画してたら、置いてってほしいので伝えてください」と。
すると不動産より「では売り手に連絡をしたところ弁護士によって家具のリストアップをしてくれるようです」との返事がありました。言ってみるものです。
そうこうしているうちにM氏(仲立人)から連絡が。一件目の銀行に断られたというのです。理由は、私が永住権を保有していないからだそうです。M氏もぷんぷんしてたらしく、オーくんが「まぁまぁ」となだめていたようです。(逆じゃないか?)
さて、2件目の銀行も同じくアウト。同じ理由だそうです。
これはいよいよだめかもしれないと思いました。私が外人なために住宅ローンが借りれないなんて、なんてひどいんだ。オーくんの仕事はまーまー、安定しているのに、ただ私が永住権をまだもっていない、ということがひっかかるのだそう。。。
もうイギリスには6年以上いるし、仕事もして税金まで払っているというのに、ひどいなぁ。まーでも高額なローンなので、査定が厳しいのもよく分かりますけど。日本でも外人が住宅ローンを借りようとすると大変厳しいのではないかと思います。
そして、今3件目の銀行です。追加書類ということで、私の過去3年間の税金履歴を提出しろ、とのこと。「お?見込みあり?」
だけど 過去6年間で、フルタイムで仕事したのはワーホリの2年間と、今のオフィスに行き始めてからで、あとは全てパートのアルバイトだったので、この税金を払っているかどうかの履歴を出せといわれ、私は真っ青。。。え、そんなの持ってない。
しかしちゃんとあるんです。
HM Revenue & Customs こちらでしっかりと記録されています。P60という日本でいう源泉徴収書みたいなのを4月にくれるのですが、そのペーパーは雇用者より渡されるものなので、その4月に働いていないと手元になかったりするのです。なので、私は2009年と2013年のしかなく、その間がすっぽり抜けています。そんな時にHM Revenue & Customs に連絡をすると履歴を郵送してくれます。また今回はオーくんがとにかく早く郵送してくださいと連絡したので、3週間くらいかかるかも、と言われてた書類がなんと1週間で到着。頑張ってくれました。
この税金履歴をオーくんがM氏に送って返事待ちという状態です。これで住宅ローンのOKが出たら、すぐにでも頭金を入れ、契約書を交わします。それからは早いようですよ。続きは
イギリスの住宅事情その2で書きます。いい報告ができますように!
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